アートを愉しみ、仕事と人生を豊かにする①

【飯島電子美術館】2026/05/17

採用担当Agataです。当社の「美術館」について紹介します。当社の玄関には、毎月、一枚の絵画が飾られています。

この一枚の絵は、私たちが出勤時や退勤時、日々の業務の合間に、立ち止まり、敢えて「思考する」きっかけになっています。毎日忙しく生きている中で、ほんの数秒、数分でも作品と向き合う時間は、心に余白をつくり、自分自身と対話する時間にもなっています。

①「自分なりのものの見方」を取り戻す

アート思考とは、「作者の意図は何か?」といった知識や常識に縛られず「自分にはどう見えるか」「自分はどう感じるか」という自分だけの視点で世界を見つめることです。

②「問い」から「答え」を創り出すプロセスを楽しむ

絵を鑑賞するにあたって、専門的な知識は必要ありません。「色使いが不思議」「なぜこの表情?」「この表現はどんな意味?」といった問いを立てることから、新たな思考が始まります。凝り固まった思考を柔軟にするトレーニングにもなっていきます。

【たとえば…】ゴッホの「ひまわり」を観て

愛知県美術館「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」に行きました(2026年2月)

「鮮やかな黄色なのに、なぜか生命の終わりを感じる。黄色は元気な色なのに、この枯れ方、この筆のタッチは何だろう?」
「ゴッホがこの作品を描いたとき、光と影を激しくぶつけ合い、ひまわりの一瞬の輝きと、その後の『死』をも同時に描こうとしたのかもしれない。そこに生命の燃焼と刹那的な美しさという、独自の強いメッセージを感じる。」
「じゃあこの『一瞬の生命の燃焼を表現する』という手法を、自分が企画する新商品のプロモーションでどう活かせるだろう?」「この『命が尽きる直前の美しさ』というテーマを、自分の仕事や生き方でどう表現できるだろうか?」

アートは特別な人だけのものではありません。美術館に足を運ばなくても、一枚の絵の前で「なぜだろう」「自分ならどう見るだろう」と考えることから始められます。

「グランド・ジャット島の日曜日の午後」ジョルジュ・スーラ/1886年

点描法を用いて、パリ近郊のセーヌ川の中州で夏の一日を過ごす人々を描いた絵。

問い
左側で釣りをしている女性がいます。彼女は本当に「魚」を釣ろうとしているのでしょうか?


(表面的な行動の裏にある目的を読む)
多くの人物が静かな物体のように描かれているなかにおいて、特別な意志を感じます。魚ではなく「話し相手」を探しているのかもしれません。

問い
この絵は幸せな風景に見えますか?それとも寂しい風景に見えますか?


(既成概念 [80点の正解] を打破する)
最初は幸せそうだと思ったが、今は「みんなが自分の枠割を演じている息苦しい場所」に見えてきた。

このような問いを立てて、自分なりの答えを言語化することは、大変な重要な成長の指標だと思っています。

冒頭の絵ですが、あなたならどんな問いを立てますか?何を感じますか?

「晩鐘」ジャン=フランソワ・ミレー/1857-1859年