成長し続ける組織

【社長のメッセージ】2025/09/05

 37期は目標の■億円を達成できました。皆さんの不断の頑張りの結果です。ありがとうございました。
 今期の売上目標は5%アップの■億円です。但し、その上位目標は売上成長率:3.5%を生み出す人材と組織を作ることです。
 今日は、私たちがこれからも成長し続けるために、皆さんと共有したいことがあります。それは、私たちが向き合う課題や失敗を、もっと前向きで力強い学びの機会に変えるための手段についてです。

 最近、現場で発生した問題の原因を分析する際に、「コーチング」や「なぜなぜ分析」といった手法をどう活かせば良いのか、少し戸惑いを感じていると聞きました。特に、「コーチングは詰問になりやすく、自分は不得意だ」、「なぜなぜ分析は犯人探しになってしまい、気まずくなる」といった不安があるのではないかと思います。

 確かに、どちらの手法も、使い方を間違えると炎上する力を秘めています。しかし、私はこの二つの手法は、相性が良いと思っています。二つを組み合わせることで、私たちの会社をさらに強くし、さらに高い成長軌道に乗せる武器になると信じています。

「コーチング」と「なぜなぜ分析」は、最高のパートナー

 コーチングは、対話を通じて相手の自主性や可能性を引き出し、未来の行動を促すための手法です。しかし、コーチングだけでは、根本原因の特定が曖昧になり、解決策が表面的なものに終わってしまうことがあります。
 一方、なぜなぜ分析は、ある問題の根本原因を論理的に突き詰めるための強力なツールです。しかし、これがただの「詰問」や「犯人探し」になってしまうと、本質的な解決には繋がりません。
 ここで、この二つを組み合わせることで、大きな相乗効果が生まれます。皆さんが、もし誰かと一緒に問題解決に取り組む時、ぜひ「コーチングスタイル」で「なぜなぜ分析」を進めてもらいたいのです。
 「この問題はなぜ起きたんだろう?」と、まるで一緒に謎解きをするように、相手に問いかけます。相手が「〇〇だからです」と答えたら、「なるほど、では、その〇〇はなぜ起きたんだろう?」と、さらに問いを重ねていくのです。
 この対話を通じて、相手は「責められている」と感じるのではなく、「一緒に解決策を探している」と感じるはずです。そして、論理的な思考プロセスを共有しながら、自らの力で根本原因にたどり着くことができます。

「人」ではなく「仕組み」に焦点を当てる

 ただし、このアプローチを成功させるための最大のコツがあります。それは、分析の焦点を「人」ではなく、「仕組み」や「既存の手順」に合わせることです。
 たとえば、ある社員がミスをした時、あなたは「なぜ〇〇さんはミスをしたのか?」と問いかけてはいけません。これでは、相手は「自分の不注意だ」と結論づけ、心理的な防衛に入ってしまいます。
 代わりに、こう問いかけてみてください。「なぜ〇〇さんがミスをしてしまうような仕組みだったのだろう?」「ミスが起きないようにするには、どんなルールや手順が必要だろう?」

 この視点の切り替えこそが、最も重要です。私たちは、仲間を責めるのではなく、ミスが再発しないためのより良い仕組みを全員で考え、作り上げていくべきです。そうすることで、社員一人ひとりが安心して挑戦できる環境が生まれます。心理的安全性の高い職場づくりには欠かせません。

失敗を恐れず、学びの文化を築く

 私たちは、毎日たくさんの仕事に挑戦しています。その過程で、小さな失敗は必ず日常的に起こります。失敗をゼロにすることはできません。失敗を責められて萎縮させてしまう会社は成長できません。

 だから、論理的な「なぜなぜ分析」と、人を信頼し、未来を支援する「コーチング」を組み合わせたアプローチで、建設的な解決策を探求していきましょう。そして失敗しても「ナイス トライ!」「次に活かそう!」と前向きに声を掛け合い、挑戦をやめずに失敗を学びに変える文化と社風を作っていきましょう。