2022/01/07【社長のメッセージ】
あけましておめでとうございます。
昨年末の業績は、過去最高額を約2%上回り順調な走り出しとなりました。また、今月末には新型のpH/ORP計を初出荷する予定です。益々、今後の業績が楽しみになってきました。
今年は創業50周年(設立33周年)を迎えます。老舗の企業が急激に業績を落としていく事例が後を絶ちません。業績低下の理由は需要の低下だけでなく、過去の成功体験の過信から抜け出せないことが大きな原因だと言われています。
当社も現在の企業文化を踏襲することと、アップデートすることを決断しなければ生き残れないと考えています。
情報の差が戦の結果を決める時代は過ぎてしまったのではないかと思います。なぜなら欲しい情報は誰でもインターネットで手軽に入手できるようになりました。インターネットで集めた情報や顧客アンケートの結果を上手に整理し、新製品や新サービスの企画を立てても、競合他社と似たようなものになるのは当然のことです。
ましてヒト、モノ(生産設備含む)、カネといった経営資源が豊かな大企業と勝負をするためには、社員が生み出す『ひらめき』の質と量の差が、製品やサービスの差別化の始まりになります。
生まれたばかりのアイデアが実現するか否かも企業文化に大きく関係していると思います。「アイデアをさらに膨らまして、お客様の笑顔をもっと大きくしよう」と集まっても、この段階で実現の可能性を尋問のように問われては膨らむものも萎んでしまいます。また下を向いたまま話し合いに参加しないのも同じことです。
差別化のアイデアを実現するために社運をかけて『チャレンジすべきこと』を決断するために話し合っているのに、『やれること』の話し合いにレベルダウンしていることが多々あります。これでは現状維持を脱することはできず、将来、業界をリードするメーカーになる未来像も見えてきません。
京セラや第二電電(現KDDI)などを創業し、日本航空(JAL)を再建した稲盛和夫氏の経営哲学の一つである『楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する』を思い出します。
新しいことを進め、成功させるには、まずは『楽観的』に構想を描けることが必要である。
しかし、夢のようなことばかり考えていては、現実化はしないので、計画の段階では、『悲観的』に構想を見つめ直し、考え尽くすことで、悲観的な要素に対する対策を準備しておく。
しかし、実行の段階では再び『楽観的』に行動に移さなければ、成功に向けた果敢な行動が取れない。
このように仕事や人生に向き合う上で、とても大切な基本姿勢を示した言葉だと思います。ソフトバンクの創業者の孫正義氏も同じような思考の持ち主だそうです。
大企業であれば、構想段階、計画段階、実行段階は、それぞれを得意とする部署に任せることで成功の可能性を上げることができます。
しかし、当社はあえて同じメンバー、全社員で進めたいと考えています。一番の理由は、その方が楽しそうだからです。当社しかできない仕事、明るい未来を築いていくためにはメンバーが、今は構想段階(楽観的に)なのか、計画段階(悲観的に)なのか、実行段階(楽観的に)なのかを考えて、意識的に思考を『楽観的』と『悲観的』を切り替える必要があります。
当社は50周年を迎えて、企業文化をアップデートすることで失敗を恐れず勇敢にチャレンジをしていきましょう。社員ひとり一人が自立と成長、貢献を感じられる会社に育てていきたいと考えています。