あらためて生産性向上

2019/05/10【社長のメッセージ】

 今期の経営方針は、「売上成長率 3%を達成出来る組織をつくる」です。
 毎年売上を上げていく目標は、ゴールのないマラソンを走り続けるように思われるかもしれません。当社の経営理念は「社員の心物両面の幸福の追求」です。心の幸せとは、成長を感じること。人から必要とされていると感じること。社会に貢献していると感じることだと考えています。
 自発的な行動で仕事のやり方を工夫改善することで、心の幸せを感じることができと考えます。現状を維持する目標や活動は、ラクかもしれませんが、力強い生き甲斐や仕事のやり甲斐は生まれません。
しかし3%アップを一人で達成しようと思うと気持ちが萎えてしまうと思います。そうではなく、仲間と協力しながら達成していくことで、人生を豊にしていくことができると思います。

 目標を「売上 3%up」にせずに、「売上成長率3%を達成出来る組織をつくる」とした理由は、売上は当社の実力だけでなく、景気も大きく影響するからです。
 現時点において、転売商品の売上げを除く自社製品の売上げは、5月に目標を下回りそうな状況です。現在の景気は海外経済に減速感がみられるものの、国内企業の収益や業況感は総じて良好な水準を維持しています。このことより当社の実力が、ライバル企業の成長よりも負けていることを認めなくてはなりません。

 目標を下回りそうな原因は、新製品開発のリードタイムが長すぎることが大きな原因です。これは営業部や設計部が悪いのではなく、社内全体の動きが鈍っていることが原因です。会社全体の生産性を上げることに、これまで以上に意識を高めていきましょう。
 そのためには、
1.価値を生まないと思う作業は、ルールを変えて止めていきましょう。そのために日々の仕事の目的をあらためて考えながら作業してください。
2.効率の悪い仕事は、部門を超えてどんどん指摘し合いましょう。
3.部門の垣根を越えて助け合いましょう。

 特に2、3は、中小企業だからできることです。ピンチのときこそ力を合わせて頑張りましょう。