生産性向上の目的

2018/12/04【社長のメッセージ】

 皆さんは本を読んで、生産性向上とは、作業時間を短くすることだけではなく、仕事の価値を上げることであると理解してくれていると思います。
 生産性向上の目的は、会社を継続すること。皆さんの知識と経験が100%生かしながら雇用を守ることです。目には見えないかもしれませんが、みなさんの横には競合がいます。

 生産性が多少悪くても、最終的に納期に間に合えば問題無いという結果オーライの考えは考え直していきましょう。「高い成果を高い生産性で生み出す」ことで、高い競争力が維持出来ている状態を作り、維持していきましょう。
 そう言われるとプレッシャーばかり感じるかもしれませんが、当社は株を公開していません。だから、従業員の給料は高すぎるから減らして、その分を我々株主に配当金として還元すべきだという人はいません。
 また、当社は借金の無い会社だから、売上から材料費と広告宣伝費、会社の維持費、将来の備えのための一定額を貯金して、余ったお金は全て社員へ賞与として還元している会社です。当社の役員は、売上がものすごくよくても、役員賞与は一切受け取らないことになっています。

 会社が継続していく上で大事なことは、会社の規模や従業員の人数でもありません。製造部門だけでなく、全ての社員が常に生産性を意識し実行できる組織になりましょう。そうなれば、将来、酸素濃度を測る方法として、他社からガルバニ式以外の画期的な方法が生み出されても我々は生き残ることができます。
 当社は50人の小さな会社ではありますが、1人当たりの利益額では、蒲郡市内ではトップクラスです。当社が得意な仕事の仕方は、短期集中と部門間の壁を飛び越えた協力です。今日も残り7時間30分、集中して仕事をばりばりこなしていきましょう。