「社員の皆さんへ」2023年 年始のメッセージ

2023/01/14【社長のメッセージ】

2023 年が始まりました。
これまでの思想や行動を大きく見直すことで、「社員の心物両面の幸福を追求すると同時に、社会に貢献する」をワンランクアップさせていきたいと考えています。目指す姿は、実質の労働時間を減らしながら、収入を上げることです。

結果を出せる人材を採用することが難しい時代になりました。休暇中、社員を増やせない状況で、インフレ対策として社員の収入を上げる方法を考えていました。毎年、製品の価格を上げることは、この業界では難しいと思います。また、新規顧客を獲得のために、営業部が必死で頑張るというのも現実的ではないと思います。(商社はその方法しかないかもしれませんが)

当たり前ですが、お客様の利益になる製品とサービスの本質を見極めて、磨くことに人的資源を集中することが最も有効だと考えます。私たちが日々行っている作業標準書の新規作成と改訂、再発防止対策、設計検証は、製品とサービスの品質を改善する上で基本です。しかし、昨年は、時間を掛け過ぎていると感じるものがありました。

新入社員向けの作業標準書はあると便利ですが、一度口頭で教えて理解されると価値が無くなってしまうものに、力を入れ過ぎるのはもったいないことです。それよも、人材が頻繁に辞めない取り組みに力を入れるべきです。(しかし、離職率 0% を目標にしてはいません。価値観の不一致は仕方がない。)
設計検証も万人が分かるような論文形式でなくても目的は果たせるでしょうし、過去の実績を引用して評価を省略することもできるはずです。
仕事と趣味の違いは、仕事は人の役に立つもの。人の役に立たず、自己満足なものは趣味です。8 時間で、お客様の利益になる製品とサービスの本質的を磨くことに、可能な限り多くの時間を投入しましょう。そのためには、リーダーは仕事と趣味を見極める判断力を身に付けてください。

製品とサービスの本質的を磨くことで、インフレ対策(3%)程度の売上向上は見込むことができます。
何故なら、当社の HP は情報の質と量は十分だからです。お客様の利益になる製品とサービスを提供できるなら当然売れます。
製品とサービスの改良よりも、プロモーションに力を入れている会社は、いずれ成長は止まってしまいます。これも当然です。
忙しくなったから人材を採用しようとするのは、ルーチン業務が複雑になり過ぎているためかもしれません。もっとシンプルにしていきましょう。複雑にしようとしている人や組織に対して NO と言いましょう。


私はこれまで、体力の有る限り長時間労働をすることで仕事をやった気分になっていたかもしれません。多少の専門性は高められたかもしれませんが。
2023 年は、仕事をやった気分になって安心しているのではなく、お客様の利益になる製品とサービスを
磨く事に集中するために、昨日まで当たり前に行われてきた作業の重要度を再評価して、趣味に近い作業への時間の投入を減らしていきます。
私がいなくても経営が回るように、仕組み作りと権限委譲を行っていきます。それは特に人事評価と給料査定です。

30 歳未満の社員さんへ
社会人として専門性を一層磨いてください。その後は仕事の幅を自ら広げていきましょう。当社のビジネスは、皆さんが一番お金を必要とする時まで持ち堪える可能性は高くないかもかもしれません。
転職市場における、ご自身の市場価値を上げていきましょう。企業は専門性を持ったリーダーシップ経験のある者を常に必要としています。機会があればリーダーの仕事を自ら買って出ましょう。

2023 年が始まりました。長い休暇で英気は養われたと思います。今年は、これまでの自分だったら挑戦しなかったことを挑戦してみましょう。私は結果を出すと約束します。自分の人生の時間を使い切る 1 年にしていきたいと思います。

皆さんは、どんな 1 年にしたいか、具体的にイメージしてみてください。