
【飯島電子美術館】2026/07/15
採用担当Agataです。過去に紹介したとおり、当社では毎月、玄関に絵が飾れらます。アートに親しむことによって、日々の思考や行動を広げていきます。「正しい答え」を探すのではなく、深く想像を広げたり、「なぜそう感じるのだろう?」と問いを広げたり、人生や仕事を豊かにするヒントにしていく取り組みです。
AIが正解を素早く導き出す時代になりました。だからこそこれから価値を生むのは、「解く力」よりも「問いを立てる力」です。お客様の多くは、本当の困りごとを言葉にはしません。そのため私たちが「違和感」に気づくことから始まります。
職場の仲間、先輩、後輩、上司も…。本当の困りごと、悩みごとは自分から言葉にしません。だから自分自身が相手をよく観察し、違和感に気づくことが、豊かな人間関係を育んでいくのでしょうね。
さて今月も、絵が飾られました。
印象派のアニキ的な存在と言われている、エドゥアール・マネの、晩年の傑作中の傑作と言われる絵画です。
マネは闘病の末51歳で亡くなりましたが、左足が壊死し歩行困難かつ視力を振り絞って完成させた大作と言われています。バーカウンターの後ろには大きな鏡が立てられている構図で、一見すると遠近法を無視した自由な絵だと思われるのですが、実際は鏡と距離を絶妙に駆使し、考えつくされたトリッキーな絵に見えるんです。
「フォリー・ベルジェールのバー」エドゥアール・マネ/1882年

この絵画からはどんな問いが立てられるでしょう?
「問いを立てる力」を養う
①この女性は、どんな気持ちで立っているのでしょう?
(表情から感情を読み取る力を養う)
②鏡には何が写っていますか?そこから何が分かりますか?
(情報を整理して解釈する力を養う)
③この絵には「見えていること」と「実際のこと」が違う部分がありますか?
(思い込みを疑う力)
④この女性が本当に望んでいることがあるとしたら何でしょうか?
(相手の潜在ニーズを推測する力)
この絵をよく観察し、自分自身の「なぜ?」を見つけてください。それは既知の情報と自分だけの記憶や経験の融合かもしれません。絵画から感じる違和感を打ち消すのではなく、大切にする。そうすると、よい問い、よい仮説が生まれることでしょう。