働き方の改革

2017/02/03【社長のメッセージ】

 先日が正月だと思っていたら、あっという間に2月になってしまいました。月日の流れる早さに驚いています。
 昨年は天然ふぐをお腹いっぱい食べていただいたので、今年は美味しいお肉を食べに行きましょう。
 場所は、琵琶湖の東側、彦根城の近くです。ブランド牛である近江(おうみ)牛と飛騨牛のステーキ食べ比べ です。シェフに目の前の鉄板で焼いてもらいます。日にちは4/15(土)です。予定を空けておいてください。

 今日は、労働時間の短縮についてお話しします。私が入社した20~30年前と比べると消費者のニーズが大きく変わっていると思います。当時の若者はクラウンやシーマ、プレリュードなど高級車に乗ることがステータスでした。でも今は、車は移動するための道具であり、燃料費がより安いことが選択のための重要な要素になっているそうです。
 また、働き方にも変化が出てきていると感じます。作れば売れる時代のころは、残業をしてたくさん生産することで利益が出ました。だから長時間労働は悪ではありませんでした。
 ところが現在は、日本の人口も需要も頭打ちです。たくさん作っても売れない。よって、労働時間と利益の比例関係がなくなりました。また、電通の新入社員の過労が原因による自殺から、労働時間の短縮が日本企業の課題になっています。
 しかし、当社にも強力なライバルがいます。単純に労働時間を減らしただけでは、将来、競争力が徐々に低下して、売上が下がり、結果的に最悪リストラをしなければならなくなるかもしれません。
 私達は、仕事の成果を出すために、労働時間を伸ばすのではなく、仕事の質を上げることを真剣に考えなければならなくなりました。
 「いい仕事」とは、顧客が求めることにその都度応えるだけでなく、先回りした価値の提供です。
 「顧客至上主義」があります。「お客様は神様です。」というヤツです。方向性や姿勢は正しいです。しかし、要求されたから実現する。という後手の対応では従業員が何人いても足りません。結果、残業になります。
 要求されてから応えるのではなく、お客様が望んでいらっしゃることを考え、先回りして製品やサービスを改良することが一層求められています。
 そのためには、会社側は社員教育に力を入れていくのはもちろんのこと、みなさんは帰宅後や休日の余暇を利用して、自己能力を高める勉強をしていきましょう。プライベートの中で得られた経験、知識、人脈などを仕事で活かしていきましょう。作業の時間短縮はもちろんのこと、お客様が喜んでくれるような新しい価値を提供できるように知恵を出し合い、先手先手で仕事をして、労働時間の短縮と利益アップの両立をしていきましょう。