直接会えるからこその展示会の価値

2023/06/16【営業部のお仕事】

販売1課Naitoです。今回は、先週開催された展示会の話を紹介します。

今回の展示会は「FOOMA JAPAN 2023」。食品・飲料・製薬関係のお客様向けのイベントです。「生産・製造・検査」などに関わる機械や技術を各メーカーがお披露目するお祭りのようなイメージです。コロナが終息に向かっていることもあり、今年は特に来場者が多く10万人OVERでした。

ブースでほぼ立ちっぱなしになるため、足が棒になって、痛いです(苦笑)。でもそれ以上にたくさんのお客様との出会いがあり本当に楽しかったです(^^♪

当社の出展ブースを少し紹介します。当社は「カビ餅」を大々的に展示しています。非常に刺激的な展示品ですが、カビの繁殖には酸素が大きくかかわっています。カビ餅を見たお客様からは、「このようにならないように、酸素濃度を管理・測定しないとダメだよね…。」と感想をいただくことが多く、カビ餅展示による集客・訴求効果は絶大なのです。

右側は、ガス置換包装をした食品(精肉・鮮魚の切り身)サンプル。ガス置換包装をすることで鮮度保持期間や消費期限が延長できることを示しています。左側は、大気包装のお餅。水分や酸素によりカビが増殖してしまうことを示しています。

酸素濃度計に興味を持たれたお客様がいらっしゃればブースにて酸素計の必要性や機能を説明します。酸素計は必要ですよ、と一元的な提案するのではなく「賞味期限の延長により販売エリアを拡大」「消費者に安心安全を提供」「社会問題であるフードロスを軽減」などさまざまな課題解決の糸口であることを提案することで、お客様に酸素管理や酸素計の付加価値を感じていただいています。

展示会をきっかけに、毎年多くの企業様に酸素計の導入検討をしていただいています。展示会と言えば、製品を購入いただくための案件創出の場でもありますが、既に当社製品をお持ちのお客様とコミュニケーションを取る機会」でもあります。コロナ禍の行動制限により、なかなか訪問することができず、電話やメールで頻繁に連絡を取り合っていた方と、「ようやく会えましたね!」とご挨拶し、使用中製品の調子伺いを行ったりします。
私自身が考え提案したことがお客様の課題解決に繋がっていることを実感できますので、心から嬉しく思え、もっと良い提案をしていきたいと感情が高ぶる瞬間でもあります。

今年の展示会では、当社製品を使用されている大手惣菜メーカーの品質管理の方から「今よりも高い精度で測りたい」というありがたいお声をいただきました。「設計、製造、販売、アフターサポート」を当社が一貫しておこなっていることをお客様はご存じなので、製品改良を期待して「もっとこうしてほしい!」とお声をいただくことがあります。

もっと良くしてほしい、もっとこうしてほしい、、、などの意見は相手に期待していないと出てこない声です。お客様からの期待値を超えるために早速、精度を高めるための打合わせを社内で進めています。

海外のお客様向けの展示(左)と、水質計の展示(右)

製品仕様に関わる打ち合わせをスピーディーに進められるのも、完成品メーカーである当社ならではの特長かもしれません。「さすが飯島電子工業!」とお客様に言ってもらうために頑張ります!!