センサー開発

所属:センサー開発部
趣味:実験センサのデータ取りと解析
   実験用センサの形状の計測と解析
   実験用試験装置の製作
   ワンコと散歩

入社して14年目に本体設計からセンサー開発に異動。そこで実験と性能追求の面白さに目覚め、以来14年、現在も世の中にない酸素センサーを目指して、日々センサー性能の高みに挑戦中!!

Q:どんな製品を開発しているのですか?

当社が自社開発している酸素センサーは、食品包装、水質分析、排水処理、浄化槽、工業炉、研究設備等、さまざまな事業で「酸素測定」を行うために使用されており、それぞれの事業ごとに要求される性能の酸素センサ-の開発をしています。

特にどの事業分野でも重要なのは、①測定精度、②測定時間、③寿命です。

①測定精度
正しい値が1.00%O2であれば、1.00%O2が値として出るのが究極です。現在はセンサ-の種類によって±0.03~0.2%O2の誤差があります。より高精度を目指すために、電極の先端形状の工夫や電解液の成分と濃度の配分の調整を実施したりしています。

②測定時間
お客様が酸素測定を開始して1分待たなければいけない酸素センサ-であったなら、それは使ってもらえません。例えば、お客様が食品包装内の酸素濃度の検査を50件実施していて、1件あたり1分もかかっていたら50分になります。これが10秒で測定できたなら、10分以内に終わりお客様の作業時間も短縮できます。測定時間をより短くできるように構造、材料、電解液の研究をしています。

③寿命
より長い期間使用できる、ということです。測定する環境による温度や圧力の影響、測定ガスや測定水の成分による材料劣化の影響等、酸素センサの寿命を短くする要素がたくさんあります。それらの要素に耐えられるような工夫を日夜研究しています。

入社したら最初は、既存センサ-の製作方法の習得と性能試験方法の習得、解析方法の習得をしていきます。その上で、機構設計スキル等も学びながら、要求される性能を実現するためにどうすべきか、何が重要要素なのか仮説を立てて実験品を作り検証をしていきます。1つのセンサーを完成するには、1,000個以上のセンサーを作っていくことになります。

Q:どんなところをやりがいに感じますか?

性能追求にチャレンジできることです。

センサー性能はすべて数値化できます。測定時間が30秒だったのが15秒になった。測定精度が±0.2%O2だったのが、±0.03%O2になった。温度40℃時の性能維持期間の寿命が7ヶ月だったのが、2年になった等どれだけ性能が高みに近づいたのかがはっきりと数値化でき、目標を達成できたときの喜びは格別です。

常に目指しているのは、世界一を超える究極の酸素センサーです。

Q:一緒に働くなら、どんな後輩に入社してほしいですか?

チャレンジすることが好きな人です。

センサー開発の仕事は、性能の追求の研究であると同時に、実験で導いた条件をより作りやすく、誰でも製造できる条件までに完成させて製品化するところまでやります。
目標とする性能を出して製品化するまでに3年以上かかりますし、すぐさま結果が出ることはなく、目標を達成するまでに、いろんな壁にぶち当たります。でも安心してください。
私や他の先輩と問題を共有し、どう攻略するのが良いのか一緒に考えていきます。仲間と一緒に問題を解決でき、目標達成できた時の喜びは最高です。

一緒にこの喜びを分かちあいましょう。


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