所属：製造部センサー課
当社のコア技術である”隔膜型ガルバニ電池式”酸素センサーの生産現場を任される存在。自分自身や現場の社員さんたちのスキルアップのために奮闘する日々です。
入社：2017年
出身：至学館大学 健康科学部
趣味：読書
Q：仕事内容を教えてください
当社の酸素センサーは非常に精巧で緻密な製品です。機械で大量生産とはいかず、手作業の工程も多い製品なので、人による手作業だと、どうしても品質やスピードにバラつきが出がちです。だから私の仕事は、品質の良いセンサーを低コストで安定的に生産できる職場づくりがミッションです。
■ 作業スタッフへのヒアリング
具体的な手法として、作業スタッフから、やり直しが多い工程や時間がかかる工程を個別にヒアリングし、手順や設備を改善するヒントや仮説を立てていきます。私自身が問題なく製造できたとしても、経験の浅いスタッフでも、自分と同じように製造できないとダメなんです。課題を発見しようという行動と、それに対する改善の繰り返しという感じです。
■ 生産ラインで発生した問題の原因調査、対策実施
問題が発生した際には、まずは原因を調査します。部品や設備に不具合があったのか？ヒューマンエラーなのか、教育不足なのか？など…。原因を解明したうえで課題を設定し、対策を立てていきます。問題の影響力によって、緊急性の高いものと、長期的な仕事になる場合といろいろです。論理的に問題を整理して、進めていかなければなりません。
■ 治工具の製作
当社の製品は自社開発品なので、生産に必要な治工具は自分達で作ることがほとんどです。自分の手を動かして思考しながら形にし、実際に使ってみてさらに改善して…を繰り返していきます。社内にいるベテラン技術者さんの知見や協力を得ながら、自分自身のスキルアップにつながります。
■ 生産設備の新規導入
センサーの生産にはさまざまな工程があります。手作業で行っていた工程を自動化するための設備を導入することも仕事です。機械でも人の手と同じ品質で仕上がるように設計し、ソフトの設定や稼働にあたっての微調整をしていきます。
■ 作業標準書の作成や改訂
当社ではたくさんの種類のセンサーを作っていますが、それぞれ工程や生産数、難易度が異なります。そうした工程の標準書や手順書、チェックリストを作るのも仕事です。最近では動画での手順書も作って、新人スタッフでも、書面の手順書よりもスピーディにミスの少ない指導につなげています。
Q：入社の決め手は何でしたか？
私は2017年に中途で入社しましたが、前職は認知の高い大企業で異業種でした。私が会社を選ぶときに大事にしたことは、「どれだけ自分の仕事が明確か」です。私の主観ですが、大きな会社ほど理念や経営方針が現場の末端社員まで具体的に落とし込むことが難しいと思います。実際に他社では、自分がどんな仕事を通してどんなキャリアを築いていけそうか、ぼんやりしていたと感じました。当社に会社見学に来たとき、社長からの説明で、経営方針や各部署各社員に落とし込まれている短中期目標を紹介してもらい、とてもビジョンが明確だと思いました。私自身、未経験での入社でしたが、安心して頑張ろうと思えたのが、入社の決め手ですね。
Q：目指すキャリアはどんなものですか？
入社から6年目になり、毎日のように困難な壁にぶつかっていますが、それはリーダーとしての自覚が少しずつ発揮できている証拠なのかなと思っています。私自身のスキルを上げるために、センサーに関する専門知識やスキルをもっと身に付けていき、設計職メンバーとタッグを組んで製品の価値を上げていく、レベルの高い仕事をしていきたいです。日々「プロの仕事ができている」という自負を持って働けていることが目指すところですね。
マネジメントの面では、私はチームのメンバーが楽しくやりがいを持って仕事をしてくれる職場づくりをしたいと思っていますので、楽しく、かつ厳しく指導をし、信頼関係をもって意見しあえる人間関係を構築していきたいと思っています。
Q：学生時代は何に夢中でしたか？
学生時代は、ソフトボールの部活に夢中で、とにかく自分やチームのレベルを上げるために努力していました。大学では体育の教員を目指して勉強していましたので、人のため子ども達のために努力したいという欲求は、もともと自分のなかにあったのかもしれません。今は、当時思い描いていた職業とは違いますが、目指す生き方といった意味では、思い描いていたものに近いかもしれませんね。
Q：どんな人に、仲間になってほしいと思いますか？
仕事というのは、社会や自分以外の誰かのために価値を創って提供することなのですが、そうした「仕事」という概念に対して熱量が高い人ですね。雑談や飲み会などでも、たとえば仕事の話で盛り上がってしまうとか、そんな雰囲気が好きです。
あとは、新しいことに対して「それやってみたい！」と行動に移せる人ですかね。知的好奇心とか成長意欲といったものでしょうか。私生活でもいいので、たとえばホームセンターなどで面白い商品を見つけたら「これを使ったら〇〇に便利かな。〇〇が改善できるかも。」と買って帰りすぐDIYで試したり。そんな行動習慣のある人は、どんどん仕事を任せたくなっちゃうと思います。
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