私たちの事業と差別化戦略

私たちは「酸素濃度計」を自社開発するメーカーです。気体中や液体中に含まれる酸素濃度を計測することで、さまざまな事業や企業様のお仕事に貢献しています。酸素濃度を計測する方式にはさまざまありますが、当社では「隔膜電極型ガルバニ電池式」の酸素センサーを開発しています。

ガルバニ電池式のセンサーは他の測定方式と比べて、水中に直接浸けることができたり、可燃性ガスが共存していても問題なく測定できたり、センサー交換時はワンタッチで交換できるユーザビリティが好評です。自社開発品のため、測定精度や応答速度、長寿命化などの課題に対し、とことん追求し、自ら価値を創造することができます。

そんな私たちの酸素濃度計ですが、下記のようなさまざまな業種・職種・用途で活用されています。

メーカー
■食品・飲料
加工食品(菓子・パン・米飯・調味料・食肉・冷凍食品など)
水産加工品
飲料(お茶・清涼飲料水・コーヒーなど)
サプリメントなど
■医薬品・化粧品
薬剤、輸液剤、化粧品、髪染め液など
■原料・素材
鉄鋼、金属、非鉄金属、化学、プラスチック、ゴム、ガラスなど
■自動車・輸送機械
■機械・精密機器
■電子部品・半導体
■産業装置・プラント


商社・流通・小売
食品系商社、スーパー、コンビニなど

サービス・インフラ
施設管理(浄化槽、排水処理施設)、環境分析、研究所など

公社・団体・官公庁・組合
市町村役所、水道局、下水処理場、大学、研究・開発機関など

【食の安心・安全に貢献】酸素の影響による品質の劣化防止のお手伝い

たとえば当社のルーツの1つでもある食品業界。今では広く普及している「ガス充填包装」の研究は、1930 年代に欧米で始められました。日本でガス充填包装が食品に実用的に取り入れられたのは、ガスバリア性の高いプラスチックフィルムが開発された1960 年代以降で、かつおの削り節の窒素ガス充填が始まりとされています。当社では、1972年より食品包装パック内の残存酸素が測定できる微量酸素分析計を国内で先駆けて開発し、食品包装の品質管理用として販売を開始しました。包装技術の発展にともない、包装内の雰囲気ガスを測定し効能を検査するニーズが生まれ、それに伴い、酸素濃度計も広く利用されるようになり、市場を拡大しています。

【当社の強みと差別化戦略】
当社の酸素計がこうして日本中のさまざまな企業に広く受け入れられている理由の一つが、「酸素センサー」技術。ガルバニ電池式という原理上、化学反応により消耗するため保管は難しかったのが、「1年保管」が可能になった点。これは海外製では実現できていません。これによりお客様は予備でセンサーを保持でき、万が一の欠測を防ぐことができるのです。それに加え、「センサー交換が非常に簡単」という点。新品のセンサーを購入したら、工具を使わずとも手で簡単に脱着できる構造にしています。海外製だと、機器本体をメーカーに送り返し、2週間ほど待って、センサー交換された機器が戻ってきます。約2週間、検査が止まってしまうのは現場のお客様にとっては損失につながることもあります。当社の「保管が可能で、しかも現場ですぐに交換できる」センサーが大変好評をいただいています。

その他にも、製品設計上の戦略、サービス戦略などがあります。自社でマーケティング、開発、設計ができるのが自社製品の強みです。気になる方はぜひ他ページもご参照ください。

【排水浄化に貢献】浄化の過程を数値で証明

一般家庭や事業所に設置されている浄化槽や汚水処理場においては、排水、汚水を微生物によってきれいな水に戻しています。この微生物による浄化作用には、溶存酸素(DO)や活性汚泥濃度(MLSS)の管理が必要不可欠です。
そうした浄化槽・排水処理施設の維持管理業者様においては、管理のための計測器として弊社の溶存酸素濃度計(DO計)やMLSS計をご活用いただいています。

排水処理で活躍する溶存酸素計・MLSS計・pH計(いずれも自社製品)

また、一般企業様のなかには、自社工場内でこうした溶存酸素濃度計(DO計)などの計測器を所持し、社内で管理をされているお客様もいらっしゃいます。溶存酸素を管理するプロの企業様にとっても、管理専門ではない一般企業様においても、当社の計測器は多数ご使用いただいています。

現場むけプロ仕様
酸素濃度を測る性能はもちろん、現場での使いやすさ、耐久性にとことんこだわっています。精密な計測器でありながら、「10m防水」「5m落下耐久」「ワイヤレス測定」を実現するなど、お客様の現場で役に立つ機能や性能を実現することが私たちの使命です。

工業製品の製造工程で、酸素を監視し品質を守る

鉄鋼・金属の業界では、鉄に熱を加えて硬さや強さ、延びの性能を向上させるための焼き鈍しのラインや、錆びないようにメッキするラインなどがありますが、そこでは、非常に低濃度の酸素濃度で管理することが求められます。自動車部品などの金属加工の工程では、酸素がない状態を保つことにより、めっき加工をしやすくしたり、部品の強度、硬さ、色などの品質を一定に保ったりすることができます。酸素濃度計は、配管内や炉内の雰囲気ガスにおいて酸素濃度が決められた低濃度の状態であり、異常がないことを厳しく監視し続ける、重要な役割を担っています。

【当社の強みと差別化戦略】
当社の酸素計のラインナップのなかでも非常に低濃度の、空気の酸素濃度の20万分の1の酸素を測定、監視する必要があります。また、お客様の現場や設備の測定ガスには、高濃度の二酸化炭素が含まれているなど弱点や課題がありました。当社では、酸素センサーのこれまで課題となっていた弱点をクリアすべく研究を重ねた結果、国産初の鉄鋼業界向けの酸素計を開発することに成功し、導入実績を伸ばしています。

【環境計測に貢献】河川や海の水質を守るお手伝い

工場や事業所などが、事業活動で出た排水を河川に放流するためには、国や各都道府県で定められているいわゆる「汚れ具合の基準」を遵守することにより、河川や海の水質が保たれています。
弊社の溶存酸素計は、工場や事業所などから持ち込まれる水質を検査する第三者機関である計量証明事業所様でも、BOD(生物化学的酸素要求量)を測定する際に弊社のDO計が多く活躍しています。



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